洋楽尽くしの結婚式と最後を飾るエンドロール

結婚式というのは人生によく例えられます。緊張の入場からお披露目、会社の上司の堅苦しい挨拶や友人たちが余興でもりあげて、最後は世話になった両親に感謝の気持ちを言葉であらわしたり、手紙にしたためて涙の別れと新しい門出のあいさつ。起承転結があって、笑いあり涙ありで人生の縮図で大変おもしろいです。

私が挙式したときはそんな人生の縮図を音楽に表わそうと、式のオープニングからエンドロールまで全て自分の大好きな洋楽でまとめてみました。

オープニングにはストリングスが入った荘厳で祝福をイメージするイントロの曲がいいと思いましたので、the verveのbitter sweet symphonyを選択しました。bitter sweetとは少し皮肉が効いてるとは思いましたが、オープニングには最高のストリングスのイントロだと思いました。

選曲にあたって気をつけるようにしたのが、ギターなどの中高音域のキツイものは避けようとしました。ロック大好きな若者ならいいのでしょうが、さまざまな年齢層の披露宴ですからあまりうるさくならないようなものにしようと歓談中のBGMはクラシックとか70年代のメロウなニューソウル、無難なところでビリージョエルやエルトンジョン、ポールマッカートニーなどの大御所、ジャミロクワイとかサヴェージガーデンみたいな打ち込み系もいれました。

そして、後半の両親への手紙の朗読や新婦のあいさつはスローテンポのバラードでoasisのlet there be loveでしっとりとながしました。シリアスな場面ではピアノの独奏からバンドのアンサンブルが入る盛り上がりが感情に訴えかけるような感じでいいと思います。

最後の退場曲はビーチボーイズでまとめました。おもにペットサウンズからの選曲になりましたが、アルバム一曲目の素敵じゃないか、なんてイントロから歌詞から本当に素敵です。結婚式の祝福、幸せをイメージする良い曲だと思います。

退場後、ゲストのお見送りではジョンレノンのスターティングオーバーを流しました。門出にふさわしい名曲だと思います。こうして選曲リストを見ると、いわゆるベテラン、大御所が多くなりました。やはりビートルズ、ビーチボーイズは素晴らしいグループです。選曲に迷ったら、彼らのベスト盤を聞くといいと思います。必ずこの曲知ってる、というタイトルはわからなくてもいつかどこかで耳にしている懐かしいようなフレーズに出会うと思います。

結婚式のエンドロールに関するあれこれ

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